商売始めると遭遇する売価戦略

代理店業であれば、
誰かが決めてくれた売価を基準に戦う事ができますが、
基準が無い場合、何で価格を決めるか?

商売を始めると必ず避けて通れないのが売価戦略。

高ければ売れないし、
安ければ、何の為に独立したのか意味が分からなくなる。

誰しも参考する事になるであろう基準は、
独立する前に勤めていた会社での生産性。

例えば、ボクの場合、新卒の頃に勤めていた商社では、
2年目ですでに1億円近い売上と月500万円近いの粗利を上げていました。

自分の手取りがボーナス含めて25万円だったとすると、
稼いだ粗利益の5%を還元してもらっていた計算です。

もちろん、色んな経費が掛かっているのはもちろんですが、
新人がそれだけの粗利を生むバックアップができるビジネスモデルだからこそ、
その会社は一部上場できていたんだなー、と感心もします。

営業職だったのでサービス残業は当たり前で
どれだけの時間を働いていたか分かりませんが、
少なく見積もって1日平均12時間ぐらいの労働だったとすれば、

月22日間の労働で264時間。ざっくり250時間と計算しましょう。

すると1時間働くと2万円の粗利を生んでいる事になります。
社会を知らない新人ですよ??
時給2万円の利益(粗利)を作れるモデルなんです。

もちろん、色んな仕組みを経営者が作り上げてくれているからなのですが、
新人が時給2万円ぐらい稼げるのは上場企業では普通であって、
世の中の一流企業は、複雑な仕組みにして分からない形にして、
時給数万円を消費者に負担させているんです。

上場できるようなビジネスモデルじゃなくても、
色んな業界を見て回ると、
1時間で5千円の売り上げ(粗利)のラインを守れば、
意外と潰れずに済んでいる気がします。

もちろん、貨幣価値が一定だったここ10年、20年の話しなので、
アベノミクスから生じるインフレ環境では臨機応変にそのラインを
上げていかなければならないと思いますが。

アルバイトなんかすると、時給1000円といった一つの基準があり、
時給5千円なんて結構申し訳ない感も出てきますよね。

でも、前の通り、上場企業はそんなのとはゼロ一個上の次元で戦っているんです。
すごーーーーーーーく善人な表情で、胸張って時給数万円を消費者から得ているんです。
尚且つ喜ばれているんです。

色んな情報の受け売りではありますが、
1つの基準として時給5千円は全然高いわけじゃないんです。

こんな偉そうな事を書きつつ、
自分自身価格決めに毎回本当に悩まされてますが^^;

坊主頭に絶対したくない人にとってのバリカンのように、
どんな商品も全く用事がないマーケットというのが存在しますよね?

用事がないマーケットで勘違いして売り込み続けると、
値下げの方向への努力をしようと考える時があります。
「時給5千円の粗利確保前提での価格はやっぱりきついかな??」

特に新規営業を経験していない人は、
2、3件ダメだった時に凄まじく価値のないものを売っていると勘違いしやすい。
でも、本当は100件ぐらいはチャレンジしてみてから考えるべきなんですよね。

価格に自信が無くなるような真面目な人が値付けた商品はマーケットが必ず存在すると思います。
ただ、大きいか小さいかだけで、生活レベル確保できるようなマーケットはあるんだと思います。

売価というのは買い手と売り手の合意できるライン。
売価は買い手と売り手の合意があれば、実際はいくらでも良い。高くても良いし、無料でも良い。
でも、商売を継続させるのであれば高すぎず安すぎず
継続安定できるラインを攻め続けなければなりません。

「なんでも鑑定団」というTV番組がありますが、
100万円と表示されて、おおおおーってなりますよね?

その価値は100万円だ!と思っちゃいますよね?
でも、それを売られたら、100万円で貴方は買いますか?

転売目的で買うかもしれませんが、
転売相手にボクという価値を理解しない人にハマったら、
100万円どころか1万円だって、施しのような表情で購入するのかもしれません。

そんなボクに売った後、愚痴りますか?
あいつは価値が分からない奴だ。
そうなるなら売らなきゃ良いんです。

真剣に良い商材なら、それ相応の胸張って守るラインを作る。
このマーケットは違うな、次を探そう、と。

広告や紹介、口コミなど受け身の開拓だけじゃなく
テレアポや訪問営業をしてみると、マーケットがいかに気分屋であるか分かるかもしれません。
商売にはいろんな開拓手段を持つべきなんですよね。


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