イノベーター理論

1962年に米スタンフォード大学エベレット・M・ロジャース教授が提唱したといわれるイノベーター理論

商品が普及するまでの段階を示す理論です。
図にすると以下のようになり、教授はパーセンテージも示しています。

イノベーター理論

最近、世の中に普及した商品といえばスマートフォンなどがありますよね。

まず、イノベーターと呼ばれる人達が何やら便利だぞと使い始めます。
まさに最先端の人達ですが、周りからは理解されず、
「そんなの流行るはずがないよ」と思われます。
iphoneでいえば、初代機種に手を出すような人達です。

次に、イノベーター達に影響を受けたアーリーアダプター
前向きに解釈して使い始めます。
アーリーアダプターはオピニオンリーダー的な人達で、
イノベーターほど、尖った嗅覚ではないにせよ、
新しいものを常に探している。
イノベーターは気持ち悪がられるか、距離を置かれがちだが、
アーリーアダプターは周りへの影響力を持つ。
iphone2あたりを購入した人でしょうか?

そして、アーリーマジョリティと呼ばれる、
流行といえる段階になって、ようやく興味をもって購入する人達がいます。
憧れている人や友達が買っているから買う気になる人達です。
iphone3以降で購入した人達がそうでしょう。

流行も峠を過ぎるとレイトマジョリティも参加します。
いよいよ周りの多くが使い始めたため、不便を感じて、
購入しだす人達です。
どちらかというと流行に流されない事に価値を見出すタイプが多いです。
割と最初に普及したメーカーでない
ライバル企業が価格破壊したタイミングで購入する事が多いです。
iphone4s以降やAndroidでようやく手を出した人達じゃないでしょうか?

そして、最後の最後まで使おうとしないラガート
完全に流行を気嫌う保守的なタイプです。
今もスマホを一切買わず、フィーチャーフォンに固執し続ける人達です。
買う事は珍しく、ここまで普及するものは、電気、水道、ガスといった
完全な必需品といえる商品のみになってきます。

このイノベーター理論によるマーケティング要素は、
いかに商品をアーリーマジョリティの段階まで進められるかというポイントです。

普及させていく上で、とにかく大きな溝になっている部分を
「キャズム」と呼び、アーリーアダプターからアーリーマジョリティに進むまでが
とても難関になっていると言われます。(下図参考)

 

キャズム理論

具体的な数字をいえば、
16%を越えるか越えないかが重要ということ。

日本でいえば2千万人に普及すれば、
その商品は一気に普及する可能性が著しく高いといえるという事です。

逆にかつては1億人に普及していた商品も
2千万人以下に減れば、
一気に消滅に向かう可能性も高いといえます。

という事は、
まだ普及していないマーケットで商売している場合は、
ライバル企業と潰し合いせず、
マーケット全体で2千万人を越える方向に進めた方が、
ビジネスとしては賢い可能性があるという事ですね。

よく大きい商売をやっている人達が、
ビジネスモデルを似せてきたりされても、
ライバル企業を歓迎するのは、
そういったマーケティングの意味合いからなのです。

 

 


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